今年瞬間的に話題となったBCGの『星落のフレイヤ』は商業的成功とは縁遠いままフェードアウトし、プラットフォームであるImmutableからも削除されたとの話もあるが、私としては関心を失っているので調べるつもりはない。
ただ個人的にこの作品には愛着があり、それは日本にai16zを紹介するきっかけの一つになったということが理由である。
ai16zは去年daos.funで誕生し話題となったのだが、そのトークンが最高値を付けていたのは今年初めにかけてであり、そのタイミングで日本に開発者のShaw Walters氏を招待してイベントを主催したのがフレイヤ開発元のRosenticaであった。
FreyaはBase発のVirtuals ProtocolのGame Frameworkを活用して開発されたAI駆動のBCGとされており、同時期にSolanaでai16zが話題になったので飛び付いたのだろう。
ai16zは分散型自律組織(DAO)でAIによる投資をメインに据えたファンドであったが、事業熱の高いRosenticaの面々はそうした性格に引かれたのかもしれない。
いずれにせよ日本にai16zを紹介した最初期の例の一つがRosenticaだったのは事実であり、また彼ら自身そのトークンである$FREYAをBaseからSolanaに移行させているようである。
またほぼ同じ時期にはVirtuals ProtocolとEliza Labsの間で協業も発表されていたようであるが、この点に関しては未検証なので今後の考察を待たれたい。
Base、Solana、そしてその後Solana内でpump.funからBONK.funに移籍するなど渡り鳥とも揶揄されるFreyaであるが、常に最先端の話題を追い続けたその感性は目を見張るものがあるといえるだろう。
またFreyaは漫画として有名サイトでも掲載されているが、これは巧みである。
彼らは後にIP RWAとして有名IPを活用したRWA商法をBNBで展開しているのであるが、これはおそらくサイトでの掲載歴を活用することを前提とした動きであったと今となっては思える。
全ての動きが計算され尽くしており、そして徹底して表層的である。
それら全てに実体はなく、それは一見軽薄なようにみえて神経質なまでに計算された動きなのである。
よく詐欺師は頭がいいとは言うが、そうした種類の頭の良さがあるからこそVirtuals Protocolとai16zの接点にもいち早く気づけたわけであり、その感性は実際に時代を騙して動かすことに成功したわけである。
今現在はトークンとしての$FREYAはほぼ紙切れのような扱いになりつつあるものの、AIエージェントとしてのFreyaは人々に鮮烈な印象を残したといえるだろう。