ブロックチェーンはRWAの段階にいたって現実世界との接点を模索しはじめているわけだが、この段階でベンチャーの歴史的役割は事実上終焉したといってよく、大企業にバトンは渡されたと言っていいだろう。
その大企業によって最近株式などのトークン化、いわゆるRWAの動きが本格化しており、また規制も整ってきたこともあって、大企業自身によるブロックチェーン事業への参入が本格化してきているようでもある。
たとえばソニーはどうなのか。
関連会社のSony Block Solutions Labsやソニー銀行などが独自にブロックチェーンを展開しているが、言うまでもなく本体はソニーである。
本体が参入した時がまさに「機が熟した」といえるのではなかろうか。
アメリカではGoogle CloudがGoogle Cloud Universal Ledgerを発表、CircleがArcを発表しており、いずれも金融機関向けのブロックチェーンになる予定だという。
これは大手の参入障壁が下がったということと、RWAの潮流を反映したものである。
私がこの二社に注目しているのはひとえにCoinbaseと距離が近いからである。
AIエージェント間の通信プロトコルA2Aを通してGoogleとCoinbaseは連携を深めており、またCircleとはUSDCを介して深いつながりがある。
このUSDCは最近話題になったx402というCoinbaseの規格で主に使われるステーブルコインであり、言うまでもなくArcでも主要な働きをすることが想定される。
AIエージェントの決済を通してこの二つの新興ブロックチェーンは相性が良く、その出先機関としてBaseやBNBといったEVM系のブロックチェーンが活躍するのではないかと思われる。